Mr.インクレディブル (ネタばれです)


「何を待っている?」
「…分からないけど…何か、びっくりするコト!」


「…俺もだよ」








       「さぁ、ショータイムだ!」

Mr.インクレディブル [DVD]

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ディズニー・ピクサーの映画は子供向けではあるけれど、ピクサーの映画を子供の頃にみた人が大人になってもう一度見たら今度は違う観点から感動できるものだと思う。今回のこの映画も、輝かしい過去を懐かしむ気持ち、会社や上司に対して日々たまっていくストレスなどはやはり大人の方がボブに共感しやすいだろう。そんなボブが(敵の罠とはいえ)スーパーパワーを惜しみなく使える場所を提供され、喜び、日々の生活が潤っていく様子に (あぁ、このままハッピーエンドでいいじゃない )と思ったがやっぱそんな訳にもいかなかった。後半からはがっつりヘレンに活躍の場を奪われるボブことMr.インクレディブルですが、家族が揃ったシーンで敵のUFOみたいな乗り物をゴィーンと殴り落としたシーンがすごく格好よかった!そりゃヘレンも惚れるわ。子供達も文句なしに可愛いです。ヴァイオレットの分け目がシーンによって右になったり左になったりしてるのがちょっと気になりました。まぁいいや可愛いから(え)
全体を通して思ったのがファンタスティック・フォースパイダーマン2のパロが多っ!って事でした。ピクサーはいつも何かしらパロってますが今回多いよねこれ。というかキャラの能力からしてまるっきりFF。今知ったけどFFの公開て秋なのか…。まだまだ先なのね…。スパイダーマン2の方は

・火事現場
・列車止め
・飛んでくる車があわや人にぶつかる!ってとこでピタッと止まるシーン
・「腰が…!」(my back…!)の台詞

と各所モロかぶり。まぁ最後のは考えすぎですね。しかし公開時期がそんなに離れていないのにこの一致っぷりは何だろう。パロなの?偶然なの??あとダッシュが森の中を駆け抜けるシーンではSWの「ジェダイの帰還」を思い出した。他にもそんな映画があったような気がするのですが思い出せない…何だったかな。
特典映像も手が込んでて良かった。ただ楽しみにしていたNG集がTS2やモンスターズインクに比べて安っぽい作りになっていたのが残念。それ以外(ジャックジャックの話など)は豪華すぎるほどの特典です。ディスク2はレンタルにもついているのかな?ついていなかったら是非買うなり友達に借りるなりしてほしいです。一見の価値あり。
吹き替えでも見ましたが悪役シンドロームの吹き替え宮迫氏の声がワンナイの轟さんの喋り方だったので、最後の方ではもう何か彼は轟にしか見えなかった。ごめんシンドロームそしてエンドクレジットがセンス良すぎ。最後まで「魅せる」ことを忘れないピクサーはやはり素晴らしい会社だ。


…ただ予告編の作り方はどうしようもなく下手かと。モンスターズインクもニモもこの映画も、予告編からは何も面白さが伝わらないですよ…。まぁ逆よりいいですが。