バック・トゥ・ザ・フューチャーの感想です。
いわずと知れた名作ですが、今回初めて三作一気に見てみました。
テレビで何回も放送されているものですが、通しで見るとやっぱり全然違いますね。
繋がり方や伏線の張り方が尋常じゃないです。トリロジーってのはこうあるべきなんだよ!
マーティの「ママなの?」っていうセリフや、ビフが肥やしに突っ込む所などの毎回出てくるシーンも見物。30年前(1955年)のレーガン大統領が俳優だった頃とか流れてる音楽とか、アメリカ人だったらもっと楽しめたんだろうなぁ。


全作通して一つの大きな話となってますが、私的には2が一番好きです。1のシーンの裏側にまたマーティがいた!!っていう設定にもうシビれました。おしむらくは、ジョージ(お父さん)の俳優さんが出演を拒否した為に彼が映らないアングルのシーンしか使えなかったというところでしょうか。
それでもドクが消えてしまい途方にくれたマーティのもとにいきなり郵便局員が現れて、
ドクの手紙を差し出すというラストのシナリオは本当に素晴らしいと思います。
「僕を助けられるのは一人しかいない!!」とかね。彼らの友情に涙です。

マーティはたとえ3でドクのお墓を見つけなくても、治したデロリアンで彼を探しに
西部時代に行ったと思うなぁ。孫とおじいさんくらい歳の離れてる二人だけど、
本当にいいコンビです。


深く考えると、1955年のドクはマーティの登場で30年後に自分がタイムマシンを
開発することやテロリストに打たれることなどを知るわけですが、その後30年間ずっと
聞いたと通りになるよう努力していくのでしょうか。マーティとの出会いとか計画して、
不自然にならないようにただ耐えていくのかな・・・。でも1955年にマーティが
ちょっと歴史を変えちゃったから、マクフライ家は裕福になってるはずですよね。
そんな彼とどうやって接点を持つのでしょうか。
1の時点では家にあるレコードを好きなだけ持っていっていいという条件で
ドクの研究を手伝っていたようですが・・・。
あぁ、すみません。どうでもいい話ですね。

そういえばクリント・イーストウッド本人に許可はとってあったのかな(笑)


パート4を製作するという話が何回も出ているようだけど、やめた方がいいと思う。
マイケル・J・フォックスクリストファー・ロイド以外のマーティやドクなんて
考えられないし、彼ら二人の冒険話だったからこそ何十年たってもファンがいるんだと
思います。昔の作品に頼らざるを得ない今の映画市場の大変さも分かるんだけどね・・・。


続編っていっても完っ全に独立したジューヌとヴェルヌの話だったらいいかもしれない。
クララ、ドク、マーティは名前だけ出てくるカンジで。
役者が変わってしまったとこってのは、やっぱり見たくないんです。。


さぁここまで長く語りましたが、マニアックな事を言っているのは重々承知ですので
どうぞ生暖かい目で見てやってください・・・(泣)