信長の棺


信長の棺

信長の棺


「読書」のカテを作っときながら実際2つの本しか感想書いてなかったので、先日やっと読み終わった本を。 まぁタイトルから予想できる通り本能寺の変後の信長の遺骨を、彼の元部下が捜しにいくというミステリー風な時代小説です。あんまりこういうの読まないんですけど、織田信長の生涯には非常に興味あるのでだいぶ前に買いました。
時代考証とかサッパリなんで「この設定は素晴らしい!」とか言えないのですが、牛一(主人公)の信長に対する盲目的な憧れという気持ちは痛いほど伝わってきました。何が何でも遺骨を探し出してみせる・・・!という。でも途中で出てくる女性との恋(なの?)はいらないと思いました。じーさん相手にありえないだろ。
結局一人の人物が全てを知っていてちょっと拍子抜けでした。牛一は探し出すのに17年もかかったのにね・・・!(泣)


本能寺の変は「光秀単独犯ではない」というのが最近の主流ですが、裏で糸を引いていたのは秀吉か家康か・・・・はたまた両方か。個人的にはよくテレビでも取り上げられてた「光秀は南光坊天海という坊さんになった」という説が好きです。日光東照宮(家康の為の寺)に桔梗の紋(明智家の家紋)がおびただしいほどにあると、実際修学旅行で行ったのに全然気付かなかった衝撃も覚えています(笑)


本当のことは誰にも分からなくて、全然事実とは違うことを私達は習っているのかもしれない。歴史のそんなトコが、私は好きです♡