ロード・オブ・ザ・リング  旅の仲間

美しい!



てっきり昔に感想書いたと思ってたら、『見終わったら書きます』しか書いてませんでした!
まぁ最近見直したばかりだし時間もあるので書いておきます。
私が見たのはSEEですが、印象が劇的に変化したのは何と言ってもボロミア
映画館で見た時には指輪をあわよくば横取りしようという企みのもと行動している様にしか
見えなかったのですが、本当は自国の(つーか父親の)失墜っぷりに焦るあまり指輪の誘惑に
かかってしまった悲劇の騎士でした。
ピピンとメリーに剣を教えて、雪道でも二人を気遣いまるでお父さんのような人です。
しかし大いなる力を持った指輪を破壊するくらいなら、自分が使ってプラスの方向に力を
働かせた方が絶対にいいという考えを捨てきることが出来ずアラゴルンとも言い合いに。
ってか第二章のSEEで明らかになるんですけど、父親がら「絶対にわが国へ持って帰って
こい」という圧力を受けてたんですね。


何てか・・・ボロミアの死は全てこいつが原因な気がします。


アラゴルンのことも今更のこのこ出てきて何なんだっていう思いと、何故指輪を破壊しよう
とするのかという不信感からゴンドールの王家と認めようとしません。
同じ人間のくせに何故エルフの方を信用するのかも、彼には理解出来ません。
しかし皮肉にも自分が正気を失ってフロドを殺そうとしたことにより指輪の力を理解し、
アラゴルンの『我が国民のために・・・』という言葉で、彼をゴンドールの王と認めるのでした。
死ぬ間際に



・・・それって何て悲劇?(泣)
復興したゴンドールを誰より見たかったのはボロミアではないでしょうか。
旅の仲間の中で一番不幸な道を辿ったボロミア。


・・・んで、その中の人なショーン・ビーン氏ですが。
山岳での撮影の時にヘリコプターでの移動が(高所恐怖症のため)イヤでイヤで仕方なくて
現場まで一人何時間もかけて登山してったそうです。
ボロミアの衣装着たままで。ヘリで移動中の他の人たちから見えたそうです
すごい根性。そんなに嫌だったんですね・・・!
サム役のショーン・アスティンはみんなが(帰りの)ヘリを待ちながら遊んでいる間
一人崖っぷちに立ってヘリの誘導をしていたそうです。
みなさんからは「すぐに首を突っ込むんだからー!」とからかわれておりました。