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- 作者: 鯨統一郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1998/05/24
- メディア: 文庫
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いけない環境にある人こそ読んでみてはどうでしょう?歴史を見る目が変わるかもしれませんよ!
まぁでも小学生から習ってきたことが嘘だったり後世の全く関係ない人物による創造だったりするなんて、
おいおい暗記に費やした時間を返してくれよって気分にもなるんですけど、通説を知ってるからこそそれが
ひっくり返るのが面白いんですもんねぇ。う〜ん。
歴史ミステリーとなっていますが、短編集で、各話の疑問(例えば、「ブッタはいつ悟りを開いた?」など)
に対する答えが冒頭でいきなり出てきて、大抵は「おいおいんな訳ねぇよ」って答えなので後に続く会話の中での
説明にぐいぐい引き込まれていきます。あっという間に読めるので、ちょっとしたヒマ潰しに是非♪
出てくる説は
>ブッタは悟りを開いていない
>邪馬台国が東北に
>聖徳太子の正体は○○○○
>信長は自殺だった
>明治維新の裏で糸を引いていたのは・・
>イエス・キリストは死んでいなかった
の、6つです。個人的には信長のお話が一番面白かったですね。知ってることが多いし。ただちょっと
作中の説明の仕方が断言的ですので、イラっとくる人もいるかもしれません。しかしこれまた上手いことに
静香さんという女の方が、「あんたバカぁ!?」と某アスカさんばりに私達の代わりに怒ってくれるので
ストレスは溜まらないかと(笑)
次回作も出ているようなので、また探してきます。