Hoot

Hoot

天使と悪魔(上)

天使と悪魔(上)

天使と悪魔(下)

天使と悪魔(下)


やるべき事があるのに読書に走っちゃうときってありますよね。とりあえず全部図書館で借りてきました。
「HOOT」みたいなヤングアダルト向け話ってスキです。主人公がのび太くんみたいで、前に住んでいたモンタナを恋しがる少年。カウガールちゃんとバカにされいじめられる毎日を送っていますがめちゃめちゃ性格のイイコ。いじめっ子はいい奴に転身するかと思いきや嫌なやつのままでした。仕返ししすぎてしまいにはどっちがいじめっ子なんだか分かりやしないよ!(笑)異常に足が早い男の子をバスの中から偶然発見するところから物語が始まりますが、前半のミステリーっぽさと後半の正義感あふれる展開、作品全体の爽やかさが何とも言えない読後感を味わえます。面白かったし、さらっと読めちゃう。まぁやっぱりティーン向けですよね。パパが素敵すぎた。




うってかわってこちらはみんな大好きダン・ブラウンの作品。
文庫でも出てるので、映画化も決定してることだし買って損はないです。ダヴィンチコードを楽しめた人なら尚更だけど、ヒロインがソフィーとそっくりだったり(逆か、ソフィーがヒロインとそっくりなのか)犯人たちの構成(ダレだか分からない依頼者+実行人)も似てたりするので、そこらへんはちょっと冷めるかも。ラングトン教授が何度も死に掛かります。でも生きてます。彼をただの教授にしとくのはもったいないかと(笑) ただやっぱりダヴィンチコードに出てくる作品の方が一般的に知れ渡ってるし、ローマ・ヴァチカンの風景は想像力が乏しい人間にはちょっとイメージしにくかったかな。ビジュアルブックと一緒に読み進めれば良かったです。でも内容はこっちの方が好きかもしれません。宗教と科学の対立・・・非常に興味深い話題でした。


以下は内容、犯人についてネタばれしてますのでご注意を!

























後半の何がスゴイって、カメルレンゴについての描写全てだよね!
カメルレンゴって長いからもうカルロって書きますけど
後半を少し読んだところで、何となくあぁコイツが絶対犯人だなって思いました。でもモルターティさんと
同じようにカルロには既に好感を持ってたし、どうかどうか・・・部外者でありますように、作者のミスリード
ありますようにと半ば願いながら読んでいたんですが、やっぱり犯人でした(泣)
っていうかミスリード役にコーラーが出てきちゃった時点でもう決定されたよ(´;ω;`)
ロシェはあんな電話一本で簡単にコーラーのこと信じちゃったけど・・・。もとから疑ってたの?
でもまさか若いスイス衛兵のシャルトランがいきなりロシェを撃つとは思わなかった・・・。そこら辺
もうちょっと葛藤してほしかった、2人とも。何かが少しでも違えば誰も死ぬ必要なかったのに・・・。
カルロの大馬鹿っぷりに怒って呆れてもはや悲しくなってきますが、一番おいしいのこの人ですよね。
ラングトンさんの存在感が皆無だよ!主人公なのに!
モルターティさんが最後、前教皇のお墓に「許しの時間です」と言ったところで涙がこぼれました。
ここ!たぶん一番いいシーンだから!映画では省略しないでくださいね(´;ω;`)(でもされそうな予感)
でもここ配役難しいだろうなぁ〜〜(@@) 映画のほうは、まぁ評判を見てから行きましょうかね。